2023年3月16日 (木)

短説「車検の話から」 


   車検の話から
           
(2023.1.19/2.16)
            
西山 正義

 二〇一九年一月(は平成三一年)に、一一
年落ちで本体三四万円で購入した中古車を、
初登録から一五年の車検に出した。タイヤの
側面に罅割れができていて、まだスリップサ
インは出ていないのだが、高速でバーストの
危険があるため、やむなく交換することにし
た。もちろん四本とも。痛い出費である。
 走行距離は出ていない。一一年で二万八千
キロしか走っていなかった。一五年で五万キ
ロ弱。うちで乗り始めて四年で二万二千キロ。
息子が仕事で使っていた時はかなり走ってい
たが、その後はたいして走っていない。維持
費がばかにならない。
 息子が大学を出て最初に就職した先は地方
であったので、自家用車の持込みが必須であ
った。以来三年間、わが家には車がなく、そ
れでも何とかなっていたので、維持費を考え
れば車などなくてもいいのだが、高齢の母を
抱えているし、ソフトボールの道具運びもあ
るし、やはり自家用車は手放せない。
 その息子だが、きのうで二八歳の誕生日を
迎えた。現在は結婚して京都に住んでいるた
め、LINEでごく簡単なやり取りをしたのみ。
 きょうは、昼すぎから妻と市役所に行き、
妻のマイナンバーカードを受け取り、ついで
にあちこちで買い物し、最後に日帰り温泉に
入ってきた。買い物先は「しまむら」「ダイ
ソー」「サンドラック」という超庶民的なと
ころばかり。それと、イトーヨーカドーに寄
ってペットボトルをリサイクル回収してきた。
 日帰り温泉も一応天然温泉ということにな
っているが、温泉は一部だけで、実態はスー
パー銭湯だ。僕は併設されている理容室で散
髪し、妻はアカスリをした。これも加齢のせ
いか、最近は湯疲れしやすく、八時までいて
家に帰ってきたが、もう寝ようと思う。

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2023年3月15日 (水)

大寒桜

Dsc_1985

夜の、武蔵野の森公園のオオカンザクラ

(後付けNOTE)
 河津桜と同じく、カンヒザクラとオオシマザクラの交配で生まれたと推定されていますが、花の色は、ソメイヨシノに較べれば濃いピンク色ですが、河津桜よりは淡いです。
 河津桜の発祥はもちろん静岡県の河津町ですが、大寒桜は埼玉県の安行で、かつては安行桜と呼ばれていたそうです。「大」というのは寒桜より花が大輪だから。 

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2023年3月14日 (火)

乙女椿

Dsc_1979

乙女椿が満開です。
何もしていないのに、毎年花を咲かせます。
朝陽はよく当たりますが、適度な日蔭にあるのが良いようです。

花言葉は「控えめな美」「控えめな愛」だそうです。

Dsc_1978

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2023年3月 5日 (日)

河津桜

Dsc_1975

東京都内の某小学校の校樹となっている「河津桜」です。
静岡県賀茂郡河津町の本家より少し遅い開花でしょうかね。
ソメイヨシノに較べて早咲きで、かつ長く花が楽しめます。

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2023年2月25日 (土)

五年ぶりの旅行(計画中)

 僕はもう二十年以上毎週日曜はお日様の下、土のグラウンドの上で、ソフトボールを追い駆けて汗を流しているのだが、必ずしもアウトドア派というわけではなく、本質的にはインドア(というより書斎)派である。アクティブに出掛けるタイプではなく、家に居ろといわれたら、これ幸いとずっと家に引き籠っていられる。しかもその家は、四歳から五十五年住んでいる家で、地元や自宅にすっかり根が生えてしまった感がある。
 出不精ではあるが、しかし必ずしも出掛けるのが嫌いなわけではない。この四月に六十歳になるので、誕生日の週に一週間休みを取った。五年前、同じ週に、結婚三十周年で一週間休みを取って以来のまとまった休みだ。
 五年前も前後の日曜日はソフトボールで、間の平日に、信濃追分~軽井沢~上田の別所温泉~長野の善光寺を旅してきた。三泊四日、息子が自家用車を赴任先の浜松に持って行っていたので、珍しく電車の旅であった。
 今回もそのパターンの予定だが、泊まるのは一泊で、しかも女房の実家アパートの整理のためである。ただ、行きは、どこかに寄って、日帰り温泉で夜まで過ごし、夜中に高速を走り、ほぼ車中泊で一泊するつもりなのである。
 女房はこの五年間にも盛んに旅行しているが、僕は五年ぶりの旅行である。きょう、久しぶりに「るるぶ」とか「まっぷる」とかの旅行情報誌を買ってしまった。さて、どこに寄るか。出不精ではあるが、いざ計画を練るとなると、ワクワクしてくるものである。

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2023年2月16日 (木)

市役所、買い物、スーパー銭湯

 きのうは息子の二十八歳の誕生日だった。京都に住んでいるため、LINEでごく簡単なやり取りをしたのみ。
 きょうは、昼すぎから女房と市役所に行き、女房のマイナンバーカードを受け取り、ついでにあちこちで買い物し、最後に日帰り温泉に入ってきた。買い物先は、しまむら、ダイソー、サンドラックという超庶民的なところばかり。それと、イトーヨーカドーに寄って、ペットボトルをリサイクル回収してきた。
 日帰り温泉も、一応天然温泉ということになっているが、温泉は一部だけで、実態はスーパー銭湯だ。僕は併設されている理容室で散髪し、女房はアカスリをした。これも加齢のせいか、最近は湯疲れしやすく、八時までいて家に帰ってきたが、もう寝ようと思う。

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調布市役所の河津桜

Dsc_1907

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2023年2月 7日 (火)

母を定期検診に

 昨年十二月で八十三歳になった母を病院に連れて行った。七年前に雪で転んで大腿骨を骨折したアフターケアの定期検診で、三か月に一回薬をもらいに行くほか年に一回、二月はじめに骨密度のレントゲン検査をしている。
 腰椎や大腿骨の骨密度は同年齢の標準より少しいいぐらいなのだが、昨年より落ちている。一昨年より昨年はアップしていたので、この一年で逆戻りしてしまったかたちだ。
 骨より筋力の衰えが甚だしい。散歩もあまりできなくなってきたので、自動で脚を漕いでくれる運動器具を購入し、少しは対処しているのだが、筋肉の方が問題だと思う。
 しかし、もっと問題なのは頭の方である。……

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2023年1月29日 (日)

短説「息子の嫁から(そして靖國神社と浅草寺へ)」


息子の嫁から(そして靖國神社と浅草寺へ)
 

            
西山 正義
 
 息子のお嫁さんからまたまた素晴らしい物
が届いた。元日うちの車を使用した際、私の
ETCカードで支払った高速代として京都のお
土産を送ってきてくれたのだ。そんなのはい
いのに。そのつもりで年末に洗車しガソリン
を満タンにしカードも刺しておいたのだから。
でもその気遣いが嬉しいじゃないの。
 小倉山荘のおかきの詰合せ。正月にも百人
一首のカルタあられと京都のお茶に岡谷のわ
かさぎの佃煮を手土産に持ってきてくれた。
昨年のお歳暮には加賀麩汁。小倉山荘といえ
ばもちろん藤原定家の「小倉百人一首」ゆか
りの場所である。平安文学を専攻するお嫁さ
んならではのチョイスであるが、私たち夫婦
が文学を愛好するというのを知ってのことで
ある。還暦を迎える令和五年の正月、年の始
めから雅やかに美味に過ごせている。
 そして十二日、元日と二日に目の前まで行
って参拝をあきらめた靖國神社に詣でること
ができた。ちょうど正午に着いたのだが、外
苑参拝者駐車場にすんなり入れた。まずは拝
殿にお参りし、国の安からんことをお祈りす
る。遊就館に寄り、今年の奉納のための新作
刀剣の展示を鑑賞した。お昼は、遊就館の茶
寮「結」の海軍カレーにするか迷ったが、外
苑休憩所の「靖國八千代食堂」で海老かき揚
げそば(女房は同うどん)をいただいた。
 それから、浅草へ。女房が新春浅草歌舞伎
を観るため、浅草公会堂まで送った。時間が
あったので、浅草寺に参拝し、仲見世通りは
避けて、伝通院通りから浅草公会堂のあるオ
レンジ通りを少し歩いた。浅草一の目抜き通
りである雷門通りのパーキングエリアに待つ
ことなく駐車できたのはラッキーだった。三
年ぶりに行動制限のない正月。浅草はさすが
に賑わいを取り戻しつつあるように見えた。

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2023年1月26日 (木)

やっぱり猫はネズミがお好き

 先日、わが家の猫がネズミを捕ってきた。家にいたのではない(たぶん)。外から咥えてきたのである。生きたまま。鋭い牙で咥えても、器用に殺さずに。家に入ってきて、低姿勢で低く唸っているので、どうしたと覗き込んだらネズミを咥えていたのである。こんな冬に。
 夏には、セミはもちろんトノサマバッタやカマキリを捕まえてきては、食べるわけではなく、なぶりものにしていた。揚羽蝶の幼虫(あの大きな青いイモムシ)もよく捕ってきたが、一度ぺろりと食べてしまい、そのあとおなかを壊したことがあった。
 わが家に現在いる猫は、元は捨て猫で、ある伝手を経て保護したのだが、どうもノルウェージャンフォレストキャットの血が流れているようだ。一歳半ほどになるオス猫である。
 捕ってきたネズミは、家の中で逃げ、本棚の本と棚の隙間に逃げ込んだ。その後格闘がはじまり、まるでトムとジェリーのような展開になった。ネズミのキーキーという鳴き声を久しぶりに聞いた。いや、あんな間近でネズミの鳴き声を聞いたのは初めてかもしれない。本当に「キーキー(チューチュー)」と鳴くんだなあと妙な感心をした。

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