短説「車検の話から」
車検の話から (2023.1.19/2.16) 西山 正義 ・ 二〇一九年一月(は平成三一年)に、一一 年落ちで本体三四万円で購入した中古車を、 初登録から一五年の車検に出した。タイヤの 側面に罅割れができていて、まだスリップサ インは出ていないのだが、高速でバーストの 危険があるため、やむなく交換することにし た。もちろん四本とも。痛い出費である。 走行距離は出ていない。一一年で二万八千 キロしか走っていなかった。一五年で五万キ ロ弱。うちで乗り始めて四年で二万二千キロ。 息子が仕事で使っていた時はかなり走ってい たが、その後はたいして走っていない。維持 費がばかにならない。 息子が大学を出て最初に就職した先は地方 であったので、自家用車の持込みが必須であ った。以来三年間、わが家には車がなく、そ れでも何とかなっていたので、維持費を考え れば車などなくてもいいのだが、高齢の母を 抱えているし、ソフトボールの道具運びもあ るし、やはり自家用車は手放せない。 その息子だが、きのうで二八歳の誕生日を 迎えた。現在は結婚して京都に住んでいるた め、LINEでごく簡単なやり取りをしたのみ。 きょうは、昼すぎから妻と市役所に行き、 妻のマイナンバーカードを受け取り、ついで にあちこちで買い物し、最後に日帰り温泉に 入ってきた。買い物先は「しまむら」「ダイ ソー」「サンドラック」という超庶民的なと ころばかり。それと、イトーヨーカドーに寄 ってペットボトルをリサイクル回収してきた。 日帰り温泉も一応天然温泉ということにな っているが、温泉は一部だけで、実態はスー パー銭湯だ。僕は併設されている理容室で散 髪し、妻はアカスリをした。これも加齢のせ いか、最近は湯疲れしやすく、八時までいて 家に帰ってきたが、もう寝ようと思う。 |
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