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2003年3月22日 (土)

二十年ぶりに本多劇場で芝居を観る

 久しぶりに芝居を観に行った。下北沢の名門・本多劇場。
 剣劇団憶流四十六派の旗揚げ&解散公演「仮面ニンジャー」(作・演出:きだつよし)というもの。ソフトボールのチームメイトが役者(声優もやっているらしい)で、今回出演するというので観に行ったのだが、思った以上に良かった。
「仮面ニンジャー」とはもちろん「仮面ライダー」のモジリで、それ以外にも石ノ森章太郎の諸作品をベースにしたもの。いわゆるアングラではなく、アクション・エンターテイメント。
 私が寡聞にして知らないだけかもしれないが、この手の劇団の公演にしては、子供から大人まで純粋に楽しめるエンターテイメントというのは珍しいのではないか。実際、小学二年生の息子を連れて行ったのだが、そして開演前下北沢の猫を探そうと街をほっつき歩いていい加減ダレていたのだが、丸二時間飽きることなく、場面によっては身を乗り出して見ていた。
 アクションものは、ともするとドタバタになることがあるが、ほとんど全編、いわばチャンバラ・アクションにもかかわらず、決してドタバタに堕するところがなかったのが良かったのだろう。観客は興を殺がれることなく最後まで楽しめた。早い場面展開と、暗転からの立ち上がりの速さが、見ていて気持良かった。
 まあ、なんにしても、生の舞台というのはいいものである。
 むかしから映画はあまり見に行かなかったが、劇場にはよく足を運んでいた。しかしそれも最近は……。本多劇場も「天井桟敷」の寺山修司追悼公演(というより生前最後の作・演出作品)以来かも。ということは、実に二十年ぶりということに。ほかの劇場にはその後も行っているが、生の舞台は、数年前の美輪明宏の「黒蜥蜴」以来。
 いつも思うことだが、演劇界の人々の情熱には見習うべきものがありますね。

 

(初出:Lycosダイアリー「創作の台所」)

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