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2011年1月

2011年1月13日 (木)

縦書き文庫

 このブログを登録したのは平成17年の1月9日であるから、今年で六年目になるわけだが、そのちょうど六年目の1月9日、久しぶりに「縦書き」をキーワードに検索していたら、『縦書き文庫』というのを見つけた。
「縦書き文庫はあなたのテキストに高機能なビューアーを提供する為のサービスです」というのだが、要するにテキスト公開のスペースを提供するサービスで、その最大の特徴は縦書きで公開できる点にある。
 ウェブ上の縦書き表示にはいろいろ制約や難点があり、これがベストというのがないのだが、これはなかなか優秀で、OSやブラウザを選ばずちゃんと縦書きに表示してくれるようだ。
 登録ユーザーが個々に勝手にアップする作品とは別に、青空文庫の作品もほぼ全て登録されているとのことで、青空文庫の縦書きビューアーとしても利用できる。
 というわけで、西山正義個人としてさっそく登録した。→http://tategakibunko.mydns.jp/profile/nisimasa
 1アカウントあたり全体の容量がどのぐらいあるのかよくわからないのだが、1投稿につき3万字まで投稿できる。四百字詰め原稿用紙にして約75枚分であるから、短篇ならゆうにまるまる1作品が収まる。これは結構使えるかもしれない。

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2011年1月 7日 (金)

短説「鱧」樋渡ますみ

   

           
樋渡 ますみ

 絹子はん。烏丸の楠田はんから鱧やて魚茂
から届いたえ。いやぁ、ええ鱧やわ。夏は、
やっぱしこれやねぇ。生麩の炊いたん有るし、
はよ食べて宇治川の花火見に行きよし。雪江
はんかて千代子はんかて出かけたえ。
 へえ、おおきに。…けど、うちよろしおす。
うちほんまは花火きらいや。美しほど終うと
淋しなって一遍に辛気臭うなるよって。
 へえぇ。そないなもんかいな。そやお礼の
電話入れとき。ええ旦さんや、お金持で男前
で気配りがようて、あんたにぞっこんやし。
 …ぞっこんて、何え? 惚れてるって、何
え? 一昨日お座敷で楠田はん、奥様を空気
のよなもんやて。人さん空気無うたら生きら
れひん。いの一番の誉め言葉ぬけぬけと言わ
はって…。男はんは狡いわ。一番大切なんは
お蚕ぐるみにして、ちゃあんと仕舞うてはる
んや。さやから、祇王さんかて佛御前かて早
々に仏門に入りはってん。うちよりずっと若
うて色恋の果敢なさ悟りはって…。宇治川の
花火と一緒や。あほらし。
 絹子はん、あんたほんま鱧みたいやなぁ。
白うて美しいて美味しいて…。げど油断して
食べとったら小骨が喉に刺さってチクチクし
て敵んのや。…そやし、生きとう中はするり
と逃げていきよるしな。
 うふ。そうかも知れへん。おかあはん上手
い事言わほるわ。流石上七軒志づ乃の女将や。
梅肉作るん手ったお。ああ風鈴の音、ええね
え。ほんまに涼しなる様な気ィするもん。こ
の、気ィするいうのんが大切なんよ。ほんま
に涼しわけや無うても…騙し上手や。
 またそないな、どこぞのおじゅっさんよな
事言うて。仕様むないお人や。
 ほんまやのうても、ほんまやて気ィにさし
て欲して言うてるだけや。……女子やもん。


〔発表:平成19年(2007)8月関西座会/初出:「短説」2007年11月号/WEB版初公開〕
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2011年1月 1日 (土)

年男

 あけましておめでとうございます
Hikari_usagi3 今年の元旦は初詣でにも行かずに寝ていました。そして夕方からようやく年賀状の作成に取りかかりました。
 
 今年何ができるのか全くわかりませんが、昨年末、何か予兆めいた出来事がありました。四度目の年男。それにふさわしい年になればと思っています。
 
 本年も宜しくお願い申し上げます。
 どなた様も良き一年を!

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