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2014年4月24日 (木)

萩原朔太郎の先生ぶり

 引き続き、萩原朔太郎を読んでいる。
 中央公論社版『日本の詩歌』第14巻「萩原朔太郎」の月報(「付録」5)にこんな記事が載っていた。「詩歌サロン」と題された囲み記事で、執筆者は不明だが、同全集の編集員の筆だろう。

▽昭和九年から十年にかけて、萩原朔太郎は明治大学の講師をしていた。教壇における朔太郎は、たくみなユーモアをまじえつつ、詩はこういうふうに読むものだといって、自作詩を朗読したりした。そして講義の要点を黒板に書いたあと、これを消すのに黒板拭きをつかわず、手のひらでやたらに消すと、その手を今度は自分の洋服にこすりつけるのが例であった。これは当時の明大生、詩人の江口棒一の回想である。

 同じ明大文芸科出身の小川和佑先生がまだ四、五歳頃の話である。小川先生は間もなく八十四歳であるから、ちょうど八十年前の話。僕が通っていた頃から遡っても五十年、つまり半世紀前の話なのでした。

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