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2014年4月21日 (月)

卓上噴水

 このところ萩原朔太郎を読んでいる。
 大正四年三月、今風に言えば満二十九歳のとき、人魚詩社同人と『卓上噴水』を創刊。人魚詩社は、前年六月、朔太郎、室生犀星、山村暮鳥の三人で結成された。詩・宗教・音楽の研究を目的としていたという。
 雑誌は、残念ながら、四月二号、五月三号を出したきりで、文字通り三号雑誌で終わっている。しかし、この誌名は何ともいいではないか。

 昔、インドの王族は豪華な宴会のとき一オンス何千万円といふ高価な香水で卓上に噴水を作つた。世界最高のゼイタクである。

 と、朔太郎はその誌名の由来を語っている。つまり「卓上噴水」とは、彼等の独創ではないのだが、何とも典雅で貴族的な趣味性であるか。

 卓上噴水。いいじゃないか。こんなものがほしい。今なら、インテリアのおもちゃがあるかもしれない。
 と思って調べたら、なんのことはない、やっぱりたくさんありました。アロマテラピーみたいな癒しグッツになっていました。

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