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2018年10月30日 (火)

三一書房版『戦後詩大系』全四巻収録詩人(序)

 今年1月に、昭和45年9月から刊行開始された伝説の書籍と言っていい三一書房版の『戦後詩大系』全四巻を、しかも総革張りの限定三百部特装版を手に入れたという話を書いた。
 このエポックメイキングな書籍の編者は、嶋岡晨・大野順一・小川和佑の三人で、三人とも私にとっては明治大学文学部の大先輩であるが、当時まだ四十歳になるかならないぐらいの若き新進気鋭の詩人・評論家である。と、これは現在からみての感慨で、当時は既に「中堅」の域に達していたのかもしれない。
 折り込まれている三一書房の当時の新刊案内のトップにこうある。

 既成の評価に盲従することなく、ひろく戦後二十五年の詩の世界を展望する。
 二三〇名余りの詩人の代表作を、ほぼ平等のページ数に編集、事典的形式をとる。
 幸運なひとつかみの詩人たちの詩業に約束された拍手を送るせせこましさを捨て、埋もれたおおくの才能に惜しまずライトを当てる。
 詩人の略歴、年譜を付して、詩集発行の年月日や出版社などがわかるようにした。
 新しい視点から書き下ろした戦後詩史を付して、幅広く詩人の活動の跡をたどる。
 戦後詩史年表を最終巻に収録した。

 第一巻の冒頭に、編者を代表して嶋岡晨氏が「道標(みちしるべ)」と題した巻頭言を書いている。編集の経緯や意図についで、編集の基本的な方針が記されている。全文抜き出したいところだが、それは省略する。しかし、せめて、収録されている全詩人の名前を列挙してみたい。
 刊行から48年の月日が経ち、つまりやがて半世紀を向かえるわけで、本書も歴史の彼方に忘れ去られているわけだが、今この場を借りて、当時はまだ存在していなかったインターネットという世界に、せめて名前だけでも写し採っておくことは無駄ではないだろう(と信じたい)。

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