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2020年2月 4日 (火)

『散歩の日々』の祇園寺~虎狛神社へ(4)

 さて、祇園寺通りから佐須街道に入り、三鷹通りを越えて、武蔵野市場の方へ進みます。佐須街道の南側、野川を渡る少し手前(東側)に、虎狛(こはく)神社があります。

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 崇峻天皇2年(西暦589年)8月に、大歳御祖神(オオトシミノヤノカミ)を勧請して創建されたという非常に古い由緒ある神社です。といっても地元のみぞ知るマイナーな神社です。大歳御祖神は農業の神様で、のちに穀物の神様である倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)が合祀されています。

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 つげ義春の「散歩の日々」に即していえば、祇園寺にしても虎狛神社にしても、ヒントにしたモデルではあっても、作中の絵は実際とは異なっています。おそらく意図的に構図や配置を変えているのだと思われます。虎狛神社のカットも鳥居や常夜燈、門柱の配置も縮尺も異なります。
 いやまあ、そんなことはどうでもいいので、

  神社では、労務者風の
  男が博奕をしていた。

  地面に線をひき、
  銭を投げ、その線に
  近い者が勝ちで、線を
  越えると失格のようだ。

 という雰囲気は、現在でも濃厚にあります。

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 実は、1月29日に一人で来た時に、二本の謎の線を引いておいたのです。誰かがそれを見つけて、「あっ、こらだ!」とびっくりする人がいたら、それは間違いなくつげ義春ファンですね。
 その三日後の2月1日に妻と散歩しにきたら、その線は残っていました。「あっ、これは!」とびっくりしたのは、つまり自作自演なんですが、妻と実際にこの遊びをしてみました。やってみると意外に難しいものでした。二勝二敗ということにしておきました。
 その線は残しておきました。誰か感動してくれないかしら?

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 神社の裏手は真冬でもこんなに樹々が鬱蒼と茂っています。あまり武蔵野ぽっくない木も生えています。

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 佐須街道の又住橋からの野川の眺め。向こうに跨っているのは中央フリーウェイです。左に見えるのが武蔵野市場。こうして再び野川に出て、土手の道を下流に向かって柴崎、国領方面に戻ります。

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