短説「二十一世紀以後の初詣」
二十一世紀以後の初詣 西山 正義 ・ 令和五年も師走に入った。あれだけ暑く長 かった夏から短いあまり秋らしくない秋を経 て、一気に寒くなるのかと思えば異例の温か さだったり、近年は天候不順が常態化してい る。忘年会もまだなのに、なぜかクリスマス 気分を通り越して、年の瀬のような気分にな っている。それでふと、二十一世紀以降、初 詣はどこに行ったかを調べたくなった。 僕はもう長い間、高橋書店の「ビジネス手 帳1」(現在の品番はNo.47)を愛用している が、2001年から繰ってみた。 二十一世紀最初の年、すなわち平成十三年 は僕ら夫婦が結婚式を挙げた神田明神と亀戸 天神をはしごしている。二日は皇居一般参賀 から靖國神社。三日は宇都宮の小川和佑先生 宅お年始。この二日、三日の定番パターンと 氏神である國領神社は以後省略する。 02年新宿の花園神社。二日からはこの年 から本格的に活動を始めたソフトボールチー ムのスキー合宿で蓼科高原に行った。03年 は靖國神社。二日から同スキー合宿。04、 05、06年は皇居の和田倉門まえで参賀用 の日ノ丸の小旗配り。07年は日野の高幡不 動尊。08年は川越の喜多院。09年は原宿 の東郷神社。10、11年は國領神社と小川 先生宅のみ。11年は大学一年の娘が、12 年は高校三年の息子が初めて異性と初詣。1 3年は地元の常性寺(調布不動尊)と布多天 神社。14年は三日に小川先生宅のみ。15 年門前仲町の富岡八幡宮。16年新宿の西向 天神社と抜弁天。17年は年末に父が死去。 18、19、20、21年と五年間どこへも 行かず。22年は息子の家族での結婚式で行 った甲府の武田神社と三日に京都の壬生寺や 平安神宮。23年は早稲田の穴八幡と千駄ヶ 谷の鳩森八幡。来る年はどうしようか。 |
※12月7日更新
【第二稿】コメント欄に推敲作アップ
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