書籍・雑誌

2016年1月 5日 (火)

『ぼくらの民主主義なんだぜ』

*読書録(2)
 昨日、年末からぼちぼち読んでいた高橋源一郎氏の『ぼくらの民主主義なんだぜ』を読み終えた。
 朝日新聞に2011年4月28日から2015年3月26日まで連載された「論壇時評」を書籍化したもの。朝日新聞出版(朝日新書・514)2015年5月30日刊。
 今感想はよう書けないが、あの9・11と3・11以降、つまり21世紀以後ということになるのだが、この世界は一体どうなってしまったのだろうか、と暗鬱になる。本の帯に、「日本人に民主主義はムリなのか? 絶望しないための48か条」と印刷されているが……。

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2016年1月 3日 (日)

読書日記再開/シロ

 また読書日記を再開します。「日記」というより単純な「記録」に過ぎませんが。バックナンバーを遡ると、2014年6月で途切れていました。

*読書録(1)
 平成28年の元旦、三島由紀夫の「文化防衛論」を再読。
 二十歳のとき初めて読み、その後おそらく二回ぐらい読んでいると思いますが、たぶん20数年ぶりの再読。今、この年の元旦に読む意味があると思いましたが、正直、かつてのようには頭に入ってきませんでした。
 昨年の11月25日、三島さんの45年目の命日から12月10日まで、「裸体と衣装――日記」を読んでいました。それは、昭和33年2月17日(月)から翌34年6月29日(月)まで、約1年4か月間の公開日記で、947枚の書き下ろし長編『鏡子の家』と並行して書かれたもの。

 その新潮文庫版に、ほかにきわめて文学的なエッセー・評論に混じって、ラストにさりげなく「文化防衛論」が収録されている。解説は西尾幹二氏。初版は昭和58年12月25日発行。私は二十歳であった。当時はまだ、メジャーな文庫に「文化防衛論」などの評論が入るのは珍しかった。元の単行本はすでに手に入りにくくなっていて、貴重な本であったのだ。

 全然関係ないけど、写真は父の部屋に住み着いている内猫に等しい外猫のシロ子(撮影は旧年の大晦日)
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2014年11月11日 (火)

小川和佑先生四十九日とその著書

 このブログをどうやって再開させたらいいでしょう……。

 さきほど、ホームページの「小川ゼミ通信」に、11月7日に配信した「小川ゼミ通信Vol.33」すなわち小川和佑先生の四十九日法要のご報告を転載しました。
 その日、やっと、小川先生のもっとも初期の著書の一つである『日本象徴詩論序説』を手に入れました。
 これは、私家版の第一評論集や同じく私家版の詩集を除くと、文壇デビュー作ともいえる最初の著書で、私が生まれた年(昭和38年)に出たものでした。先生の下の息子さんに、古書店での在庫を教えていただきました。

 このブログと『小川和佑先生著書目録』にアップした、先生の訃報の記事のレイアウト(背景とフォントの色)を変更(修正)しました。
 黒背景に白抜き文字にすると、通常の印刷設定(背景色を印刷しない)だと、文字が白く印刷されてしまい、普通の白い紙だとすなわち何も写らないことになってしまうので。これは、先生の上の息子さんが印刷したプリントを見て、気づいたのでした。

 とりあえず、最近読んだ本を挙げておきます。すべて再読ですが。

(8月下旬)
*今年読んだ本13冊目:バリー・ユアグロー『ケータイ・ストーリーズ』(柴田元幸訳・2005年4月初版・新潮社)

(9月20日)
*今年読んだ本14冊目:小川和佑詩集『雨・梨の花』(昭和51年3月初版・VAN書房)

(10月6日)
*今年読んだ本15冊目:小川和佑『堀辰雄―作家の境涯―』(昭和61年4月初版・丘書房)

(10月25日)
*今年読んだ本16冊目:小川和佑『文学碑のある風景 詩の心、詩の風土』(昭和58年12月初版・丘書房)

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2014年8月21日 (木)

小川和佑先生の著書目録を更新

 一昨日(8/19)と本日、『小川和佑先生著書目録』を更新しました。
 わが師・小川和佑先生の著書目録をブログ形式で開始したのは昨年(平成25年)の4月29日(和佑先生83歳の誕生日)からですが、今年7月30日(立原道造生誕100年)にアップした『文学アルバム 立原道造・愛の手紙』までは、実のところ、2000(平成12)年の暮れまでに執筆していたものでした。それを、レイアウトを整えて、小出しにブログにアップしていたのでした。
 8/19にアップした『評伝 堀辰雄』は、実に約14年ぶりに書いた新稿です。ずいぶん長くサボっていたものです。
 その『評伝 堀辰雄』からいきなり八年飛ぶのだが、同書を大幅に増補・訂正した決定版『堀辰雄―作家の境涯―』を引き続き本日アップしました。
 基本的には編年体の『著書目録』の順番が狂ってしまいますが、一部に重大な誤謬がある『評伝 堀辰雄』は『堀辰雄―作家の境涯―』をもって改訂版とすべきであるため、あえて続けてアップしたわけです。

(6月29日)
*今年読んだ本11冊目:國分隆紀遺稿集『春のかぎり』(平成26年6月29日配付・草莽詩人會)
収録作品:「春のかぎり」「花がたみ」「おほぞらの祝祭」「春の潮」「春の日のささやきに」「火の山の果て」「菊と龍」「花に寄す(歌集)」「花便り(句集)」「川柳合作(百首)第三御楯隊に寄す」「戦闘要領」「小品集」

(6月30日)
*今年読んだ本12冊目:詩誌『詩と思想』平成26年7月号

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2014年6月24日 (火)

ひかり/現代詩入門

「ひかり」です。下半身デブです!
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 本日午後二時半頃、同じ市内が雹でひどいことになっていたようですが(あとで映像で見てびっくり)、わが家の周辺はそれほどではなかったです。ただ、雷は相当に轟いていました。

 これも再読。文学部二年の息子に薦めたい本。いや、必読書でしょうな。

(6月22日)
*今年読んだ本10冊目:小海永二『現代詩入門 戦後詩への招待』(昭和45年6月初版・大和書房〈大和選書5〉)
初版本:『現代の詩―新しい詩への招待』(三一書房〈高校生新書〉・昭和40年刊)

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2014年6月19日 (木)

クロ/ユリイカ

「クロ」です!
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 わが家の庭で生まれて、わが家からほかに出ていきませんし、夜は父のベッドで寝ていますが、半分外ネコのような、飼い猫のような、なついているような、なついていないような……。ご飯をねだる時はいつもこんな眼つき。

 読んだ本。いづれも再読。今読んでいる最中の本も再読のものばかり。新しい本が読めなくなっています。それはつまり、新しい刺激に耐えられなくなっているからにほかならないでしょう。

(6月11日)
*今年読んだ本8冊目:スティーヴ・モス/ジョン・M・ダニエル:編(浅倉久志:選訳/和田誠:絵)『極短小説』(平成16年4月初版・新潮文庫)

(6月19日)
*今年読んだ本9冊目:伊達得夫『詩人たち ユリイカ抄』(平成17年11月初版・平凡社ライブラリー558)
収録作品:「ふりだしの日々」「青春不毛」「詩人のいる風景」「童話」「後書(中村稔)」「書肆ユリイカ出版総目録」「解説(大岡信)」「平凡社ライブラリー版解説(大岡信)」

 そういえば、今日は桜桃忌でしたね。

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2014年6月 7日 (土)

雨の箱根山/ヴェルレーヌ

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昨日のお昼頃/雨水が滝のように流れていました。

*今年読んだ本8冊目:カラー版世界の詩集8『ヴェルレーヌ詩集』(橋本一明訳・昭和42年3月初版・角川書店)
附録ソノシート:「これは ものうくも…」朗読/赤木靖恵

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2014年5月30日 (金)

磯田光一『萩原朔太郎』

 磯田光一氏の『萩原朔太郎』を久しぶりに読み返しました。著者の若すぎる急逝により絶筆、未完に終わったのはかえすがえすも惜しまれます。論評などおこがましくてできませんが、詩人の内情の奥まで迫る見事な評論・詩人論だと思います。

*今年読んだ本7冊目:磯田光一『萩原朔太郎』(昭和62年10月初版/平成元年10月第3刷・講談社)
初出:「群像」昭和60年4月号~昭和62年2月号(隔月連載)
※昭和62年2月、著者の急逝により最終回を残し絶筆となった。
解説:吉本隆明

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2014年5月 2日 (金)

緑濃い箱根山/萩原朔太郎

五月
とても新宿区内とは思えませんね。

(5月2日)
*今年読んだ本6冊目:『日本の詩歌14 萩原朔太郎』(昭和43年1月初版/昭和46年1月4版・中央公論社)
収録作品:「月に吠える」「青猫」「蝶を夢む」「萩原朔太郎詩集」「定本 青猫」「純情小曲集」「氷島」「散文詩」「未刊詩篇」「詩人の肖像(福永武彦)」「鑑賞(伊藤信吉)」「年譜(伊藤信吉)」

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2014年4月29日 (火)

小川和佑先生八十四歳

 本日は昭和の時代の「天長節」、すなわち「昭和天皇生誕記念日」です。平成になって、一時は「みどりの日」などというまやかし的な名称になっていましたが、平成十七年に「昭和の日」に改められました。
 それは、自然にそうなったわけではなく、私も少しはかかわった「市民運動」によって、政府を動かし改正されたのでした。

 それはそうと、四月二十九日は、わが師・小川和佑先生のお誕生日でもあり、本日満八十四歳を迎えられました。電話など、特に連絡はしていませんので、この場を借りて、お祝い申し上げます。本当に「おめでとうございます!」

 それで、お誕生日を祝して、「小川和佑著書目録」を更新しました。社会思想社の〈現代教養文庫〉のために編集された『青春の記録1/2/3』の細目と解題をアップしました。
 この本は著書というより、正確には編集本(アンソロジー)なのですが、その解説の部分は、このアンソロジーの存在価値や意義とともに、小川和佑という一人の物書きを考える上にも、いや先生一人のことではなく、「昭和」の戦中・戦後を生き抜いた一人の日本人の証言として、非常に「抜き差しならない」ものです。
 ここに収録された作品のほとんどは埋もれた作品です。いや、それどころか、埋もれる以前にそもそも最初から人目につかないところで発表されたものもあります。
 同じ昭和を生きた者として、あるいは平成に生まれた人たちにも、とにかく一人でも多く、個々の作品を読んでほしいと思う本なのです。

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